XTR at WALL_alternative
2024.08.07(WED) - 08.31(SAT)
この度、WALL_alternativeでは日本橋馬喰町のギャラリー・CON_によるグループ展「XTR」8月7日から8月31日の期間で開催いたします。
WALL_alternative is pleased to announce the group exhibition "XTR" presented by CON_TOKYO from Nihonbashi Bakurocho, which will be held from Wednesday, August 7 to Saturday, August 31.
■ 展覧会情報/Exh info
"𝐗𝐓𝐑"
エクストラ。それはたちどころに溢れ、平面と立体の間から漏れ出してしまう。資本の、情報の、物質の、様式の、ミームの、観光客の、速さの、質感の、唯一無二の、享楽の、剰余。
EXTRA. It overflows in an instant, seeping from the space between the two-dimensional and the three-dimensional. The surplus of capital, information, material, style, memes, tourists, speed, texture, uniqueness, pleasure.
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Exhibition Title: "XTR"
Curated by CON_ @con_tokyo_
Artists: Inagaki @inagaky, GILLOCHINDOX☆GILLOCHINDAE @gillochindox, 山本和真 @kzmymmto, 藤田紗衣 @saefujita, Taewon Ahn @ppuri_
Term: 2024/08/07-08/31
Opening Hours: 6-12PM
Venue: WALL_alternative @wall_alternative (NishiAzabu, Tokyo)
Opening Reception: 2024/08/07 6-9:30PM
Graphic Design: Toru Kase @kasetoru
Image: Urot Esak @urot_esak
Text/Visual Direction: Eisaku Sakai @practice_00_
■Overview
XTR
エクストラ。それはたちどころに溢れ、平面と立体の間から漏れ出してしまう。資本の、情報の、物質の、様式の、ミームの、観光客の、速さの、質感の、唯一無二の、享楽の、剰余。
■出展アーティスト(五十音順、敬称略)
Inagaki
Inagakiは1998年生まれのロンドンを拠点に活動する日本の現代アーティスト、具象画家。欧米の文化への反発と憧れの入り混じった感情に突き動かされ、東京でグラフィティ(都市空間での破壊行為)に熱中。この背景が彼の壁画や公共アート、スタジオでの作品制作に反映されている。
幼い頃から都市空間の探求と理解に興味を持ち続けてきた彼の具象絵画には、都市で見かける生き物や若者、日常の物品がしばしば登場し、これらのテーマは彼の研究と制作の中心となっている。現在、彼は主要都市のさまざまな状況や超現実的なドラマを描いた具象絵画シリーズに取り組んでおり、東京、モスクワ、ロンドンでの生活経験やグラフィティ ・破壊行為への関与が、都市環境における緊張、解放、楽観主義、そしてジェントリフィケーション(都市の高級化)に焦点を当てた彼の作品に影響を与えた。
彼の絵画に登場する人物は、多くの場合黒で覆われており、地域的 ・文化的な特性を隠すことで匿名性を醸し出す。また、彼らはしばしば人工的な素材で構築され、ポストヒューマンまたはヒューマノイドのような形で描かれる。この有機的と無機的の中間に位置するアイデンティティは、西洋の影響と伝統的に均質な社会との間で揺れる新世代の日本人が直面する現実を個人的に表現したものである。
GILLOCHINDOX☆GILLOCHINDAE
GILLOCHINDOX☆GILLOCHINDAEは1999年東京都に生まれ、漫画、映画などのサブカルチャーに触れ育つ。都市と青年を題材にコンセプチュアルで物語的な表現を行なっている。現代美術の展覧会とライブを組み合わせて、7年間にわたり物語が展開されていく長編プロジェクト「獸」を開催している。また、日本橋馬喰町にあるギャラリー「CON_」のキュレーションなども行う。
山本和真
1998年東京都生まれ。消費社会における人間の行動心理を主要テーマとしている。インターネットの氾濫したイメージや技術の進化における情報の不安定さと、
科学や理論では把握できない事を人間が見つけ出そうとする自然や神、宗教などの不可視性や畏怖の念の類似性を題材とし、
多様な現代や複雑な人間の形を表現している
藤田紗衣
1992年京都府生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻版画修了。ドローイングを起点に、シルクスクリーンやインクジェットプリントなどの印刷技術を用いて、描くこと自体を版によって再解釈し、描く行為から時間的・空間的に分けられたイメージを作る。 主な個展に、「仮想ボディに風」(ザ・トライアングル、京都、2022)、「ハード/ソフト」(I SEE ALL、大阪、2021)(準備中、東京、2021)、グループ展に、「感性の遊び場」(ANB Tokyo、東京、2022)、「惑星ザムザ」(小高製本工業株式会社跡地、東京、2022)、「VOCA展 2022」(上野の森美術館、東京)など。
Taewon Ahn
ソウルを拠点に活動するAhn Taewon(1993年生まれ)は、インターネット上のミームが現実の世界に組み込まれたときに感じる、不自然だが奇妙に満足できるハーモニーを作品に表現している。 グラフィックプログラムで3Dモデルの表面に2次元の画像ファイルを貼り付けるテクスチャマッピングの手法に似たプロセスで、被写体のイメージを現実から歪め、エアブラシを使って平面または立体に貼り付けていく。